"手放せない存在"になった車
自由に遠くまで、しかも速く動きたいという人間の欲望を高度に叶えました。
・・・この欲望は、原始の時代から現代まで基本的に変わってはいません。
なぜなら、自由に使える大きなエネルギーを手にしたいという欲望は、動物としての本能にまで根ざすものだからです。
だからこそ、大きな危険をはらんでいることは十分承知しながらも、人々はクルマを否定することはできなかったし、逆にわれ先に飛びついていったのです。
文明というものが、ひたすら自由と利便性を追うものだとすれば・・・
中古車情報の氾濫やクルマは、まさに文明の象徴というべきものなのです。
そして、あまりにも人間にとって魅力的な道具であったがゆえに、自動車産業は巨大化し、怪物化し・・・
今や国家の盛衰にまで大きく力を及ぼす存在にまでなってしまいました。
社会構造にしてもクルマが背骨になっている部分は多いですね。
・・・そんなわけで、例え大きな負担を強いられようとも、わたしたちにとってクルマはもう手放せない存在になってしまっているのです。