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2012年01月 アーカイブ

貿易摩擦というプレッシャー

同じ現地生産に踏み切ったケースでも、VWの対米進出の場合のように・・・


マルク高による輸出採算の悪化という純経済的理由によるのとは対照的です。


貿易摩擦という政治的要因がらみのプレッシャーが契機となっています。


・・・したがってどうしても、そこでは摩擦の回避策という側面がつきまといます。


もっともこれは、欧米の水準に何とか追いつき国際商品力がついたと思ったとたんに、想像もつかないような摩擦が起こったのであり・・・


現地生産がその投資規模もさることながら、労働慣行や労使関係、生産システム、マネジメントのタイプ、日産 中古車といった思わぬ障害・・・


そして部品の調達システムや材料の供給のロジスティックに至るまで、まったく異質の社会で大きなリスクを覚悟しなくてはならないことからすれば、止むをえない点も大いにあるのでしょう。


したがって対米現地生産の意思決定の過程をみれば、トヨタ、本田・・・


それぞれに違った曲折をたどったのも、理由のないことではありません。


グローバルな戦略構築

中古車の検索や自主規制がどうなるかはともかく、摩擦が当分は続くと考えた場合・・・


そして世界の自動車産業の国際分業や国際産業協力の新しい可能性の広がりつつある今日・・・


現地生産を摩擦回避の緊急避難の次元で捉えるのでなく、より長期的でグローバルな戦略構築の次元で捉える必要性が高まっています。


そしてとくに対米現地生産の現状をみた場合、次第にそのような国際化の新しい視点が確立する方向に動きつつあることが看取されます。


対米現地生産には、トヨタ、日産、本田が、それぞれ特色のある3者3様の方式で取り組んでいます。


その海外戦略における位置づけも異なっています。


トヨタがフリーモントにおける現地生産でGMとの合弁生産方式をとるのに対し、他の2社は単独で100%子会社の手でこれを行っています。


最近ミシガン州フラットロックでの現地生産を発表したマツダの場合、フォードの遊休工場を活用した単独進出によるといいます。


また三菱自動車の場合、同じく中西部でクライスラーとの合弁で現地生産を発表しました。

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